勧めてくれたのは、ワタクシの歳がまだ一ケタだった頃にワタクシに読書というものを教えてくれた旧友です。
おかげでその後のワタクシの人生に読書がつかず離れず、現在に至っているというわけで。
その師が推した、
『私の男』 桜庭一樹 (文藝春秋 2007/10/30)
題名からして怪しい予感。。。しますでしょ。
2008年に第138回直木賞を受賞しています。
震災で孤児となった娘=「花」を引き取ったのは親戚の若い男=「淳悟」。
彼もまた両親を亡くした孤児だった。
そして、花との本当のつながりは。。。
この二人、二重の罪を犯しているくせに、そっちの話は掘り下げず。
哀しい運命を背負った男女はこうやって癒されていくんだぁ。
と軽く納得するだけにとどまらぬ奥深い心理を読まないとならんのか。
こりゃぁ、バレたら捕まるよな。という禁断の愛っていうのに抵抗がある方には向きません。
酷評があっても否めませんし。
逆の見方をすれば、最高に平べったいストーリーにも思えてしまうかな。
読了間もない今はただ、『う〜ん
』と唸るしかないです。
そして、娘に読ませるかどうか真剣に悩み中です。
只一つ、明確な批判をするとすれば、主人公である「淳悟」の風貌や仕草にノックアウトされる読者は多いと思われます。
もし映画化したとしたら、この淳悟を誰に演らせる?
ワタクシには1人思い浮かんだけど、少々キレイすぎるかな。
でも、あの手で頭クシュクシュしてもらいたいかも。(←危ない妄想
)
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